国枝元治(読み)クニエダ モトジ

20世紀日本人名事典 「国枝元治」の解説

国枝 元治
クニエダ モトジ

明治〜昭和期の数学者,数学教育者 東京文理科大学名誉教授



生年
明治6年8月(1873年)

没年
昭和29(1954)年9月11日

出生地
愛知県名古屋市

学歴〔年〕
東京帝国大学理科大学星学科〔明治31年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔大正8年〕

経歴
明治32年東京高等師範学校教授となり、大正13年イギリス、フランス、アメリカに留学数学、数学教授法を研究、昭和4年帰国、同年東京文理科大学教授兼東京高師教授となった。15年退官、名誉教授。この間東京物理学校講師、東京女子大にも出講。大正8年には日本中等教育数学会(日本数学教育会の前身)創立尽力、昭和5年オスロの万国数学会に出席、日本の数学教育について報告するなどわが国の数学教育界に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「国枝元治」の解説

国枝元治 くにえだ-もとじ

1873-1954 明治-昭和時代の数学者。
明治6年8月生まれ。32年東京高師教授。大正13年から欧米に留学し,昭和4年帰国。同年東京文理大教授となり,東京高師教授もかねる。日本中等教育数学会(のち日本数学教育会)の創立につくした。昭和29年9月11日死去。81歳。愛知県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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