国立児童自立支援施設(読み)こくりつじどうじりつしえんしせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国立児童自立支援施設」の意味・わかりやすい解説

国立児童自立支援施設
こくりつじどうじりつしえんしせつ

厚生労働省組織規則に定められた児童福祉施設。不良行為を行ない,または行なうおそれのある児童および家庭環境などの理由により生活指導などを要する児童のうち,特に専門的な指導を要する者を入所させて自立支援を行なう。全国で国立武蔵野学院 (埼玉県さいたま市) ,国立きぬ川学院 (栃木県さくら市) の2ヵ所。入所児童に対しては生活指導,職業指導,学科および文化指導,治療教育などが行なわれる。 1998年児童福祉法改正に伴い,国立教護院から改称した。なお,国立武蔵野学院には児童自立支援専門員養成所が付設されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android