デジタル大辞泉
                            「国訓」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
                    こっ‐くん〔コク‐〕【国訓】
        
              
                        1 漢字に、その意味を表す日本の言葉を当てて読むこと。また、その読み。訓。「水(スイ)」を「みず」、「侵(シン)」を「おかす」と読む類。
2 漢字本来の意味と一致しない、日本独自の読み方。また、その読み。アユに本来はナマズの意味の「鮎」の字を当てる類。
                                                          
     
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    こっ‐くんコク‥【国訓】
        
              
                        - 〘 名詞 〙
 - ① 漢字のよみとしてあてられている国語。「山」を「やま」、「白」を「しろ」とよむ類。訓。和訓。よみ。〔漢字要覧(1908)〕
 - ② 漢字の、中国での用法に合致しない、日本でのよみ方。中国で、「ゆるす。かねを払わずに借りて買う」の意味の「貰」を「もらう」とよむなどの類。
 
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内の国訓の言及
    		
      【漢字】より
        
          
      …しかし,文化・自然を異にする中国と日本との間では,当然文物の相違があり,たとえば鮎をアユ,桜をサクラと訓ずるが,中国では鮎はナマズであり,桜も日本のような花でないという。このように日本独特の意義に読まれる場合を国訓という。なお日本語を表記するのに,特殊な漢字の転用が慣習化したものを[当て字]という。…
      
     
         ※「国訓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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