山川 世界史小辞典 改訂新版 「国連軍備縮小委員会」の解説
国連軍備縮小委員会(UNDC)(こくれんぐんびしゅくしょういいんかい)
United Nations Disarmament Commission
軍縮交渉や審議の場として設立された国際連合の補助機関。1952年,原子力委員会と通常軍備委員会を統合して国連安全保障理事会のもとに交渉の場として最初の委員会が発足したが,米ソ核軍拡競争の激化により,具体的成果をほとんど生むことなく,65年以降機能しなくなった。78年,国連総会のもとに旧委員会を継承する新委員会が審議の場として設立された。軍縮問題ではこれと別に,国連と密接な関係を持つジュネーヴ軍縮会議が中心的な役割を果たしている。
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