国際開発高等教育機構(読み)こくさいかいはつこうとうきょういくきこう(その他表記)Foundation for Advanced Studies on International Development;FASID

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際開発高等教育機構」の意味・わかりやすい解説

国際開発高等教育機構
こくさいかいはつこうとうきょういくきこう
Foundation for Advanced Studies on International Development;FASID

国際開発大学構想を推進するための中核的組織。高等教育研究機関に対する資金助成窓口,大学間連携や共同研究の斡旋など開発援助にかかわる国際交流の促進,国内関係機関の研究・教育活動の支援を行なうものとして,1990年経済団体連合会 (経団連) の協力を得て設立された,外務省および文部省 (現文部科学省) の認可団体。国際開発大学構想とは,援助に携わる優秀な人材養成確保の必要性などを背景に,大学における援助関連の教育研究の促進,関連大学院研究科の設立,開発エコノミストの養成を担う独立大学院大学の設立,さらには途上国にも諸機関の設立を段階的に実現していこうとする構想。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android