園橋(読み)ぎおんばし

日本歴史地名大系 「園橋」の解説

園橋
ぎおんばし

[現在地名]本渡市船之尾町・中央新町

本渡市街の中心部を流れる町山口まちやまぐち川に架かる多脚式の石橋。県指定重要文化財。橋のたもとの架橋碑によれば、天保三年(一八三二)町山口村の庄屋大谷健之助が発起人となり、商人久屋与一平・若松屋次平・叶屋伊平を世話人下浦しもうら村の石屋辰右衛門を棟梁として完成。橋の長さ二八・六メートル、幅三・三メートル。五本ずつ並べた橋脚石が九列、その上にほぼ同じ大きさの一〇本ずつの石材をかけて路面にしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 砂岩 天草 島原

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android