橋脚(読み)キョウキャク

デジタル大辞泉 「橋脚」の意味・読み・例文・類語

きょう‐きゃく〔ケウ‐〕【橋脚】

橋桁はしげたを支える柱。

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精選版 日本国語大辞典 「橋脚」の意味・読み・例文・類語

きょう‐きゃくケウ‥【橋脚】

  1. 〘 名詞 〙 橋桁(はしげた)を支える柱。橋の下部構造で、橋台と橋台との中間に設ける。橋の全長が長くなる場合、途中で橋桁(はしげた)などの上部構造を支持し、上からの荷重地盤に伝える。構造により単柱式、ラーメン式がある。構脚。脚柱。
    1. [初出の実例]「一橋脚を隔て、軽舟流に横る」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)
    2. [その他の文献]〔白居易‐和微之春日投簡陽明洞天詩〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「橋脚」の意味・わかりやすい解説

橋脚
きょうきゃく
bridge pier

橋梁の上部構造を支える脚をいう。橋脚はさらに強固な基礎工 foundationを通じて,橋梁全体の重さ (荷重) が地盤で支えられる。橋梁の両端にあって,上部工を支える橋脚の働きをするとともに,その背後からの土圧をも支えるものを特に橋台 abutmentと呼ぶ。橋脚,橋台,基礎工をまとめて橋梁下部構造と呼び,普通は,そのほとんどの部分が土中あるいは水中に隠された目立たない存在となっているが,これらは橋梁全体を支える重要な構造物である。

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普及版 字通 「橋脚」の読み・字形・画数・意味

【橋脚】きようきやく

橋けた。

字通「橋」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の橋脚の言及

【橋】より

… ローマ帝国滅亡後,再び注目すべき橋がつくられるようになったのは12世紀に入ってからである。このころキリスト教の修道僧に指導された架橋奉仕団がヨーロッパ各地に石のアーチ橋を架けたが,その中で南フランス,アビニョンのサン・ベネゼ橋Pont Saint‐Bénezet(1185,通称アビニョンの橋)は今もその一部が残り,橋脚上の礼拝堂はその後の中世の橋の動向を示唆している。ローマ時代の石造アーチが半円形であったのに対し,このころには扁平な円弧アーチやサラセン文明の流れをくむ尖頭アーチも見られるようになった。…

※「橋脚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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