日本歴史地名大系 「園田牧場」の解説 園田牧場そのだぼくじよう 北海道:渡島支庁函館市旧亀田村地区桔梗村園田牧場現在の函館市桔梗(ききよう)地区から七飯(ななえ)町大川(おおかわ)地区にかけて開かれた牧場。明治八年(一八七五)に開拓使は桔梗村の桔梗野(ききようの)に七重(ななえ)勧業試験場(現七飯町)の付属地として七四六町余の牧羊場用地を選定、翌九年の牧羊場(桔梗野牧羊場)開設にあたって三九町を加えている。同牧場は北東は庄司(しようじ)山の麓、北西は中島(なかじま)村(現七飯町)に、東は石川(いしかわ)村に接し、南は札幌本道(現国道五号)に及び、雌羊舎二棟・種羊舎一棟・事務所などを建設、開拓使の東京官園から清国種六〇〇余頭、七重試験場からはサウスダウン種の雄七頭を移した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by