土元古墳群(読み)つちもとこふんぐん

日本歴史地名大系 「土元古墳群」の解説

土元古墳群
つちもとこふんぐん

[現在地名]江北町大字山口

標高三三八メートルの両子ふたご山の南に大平たいへい(二七一メートル)御嶽おたけ(二四五・一メートル)と三峰が南北に連なり両子山山系を形成する。この南端に位置する御嶽山の西側の山腹、標高一二〇メートル前後の所に古墳群が築成されている。

所在地の通称を用いて、土元古墳群と称され、古墳時代後期の六世紀末頃の築成と推定される。所在地の一部は畑地として開墾され、古墳も相当に破壊されていたが、昭和三七年(一九六二)四月、応急調査が実施された。三基が確認され、すべて横穴式石室を内部主体とする小円墳である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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