江北町(読み)こうほくまち

日本歴史地名大系 「江北町」の解説

江北町
こうほくまち

面積:二四・二八平方キロ

杵島郡の北東部に位置し、東は小城おぎ郡牛津町・芦刈町、北は両子ふたご山を境に多久たく市、西は大町町に接する。南は六角ろつかく川で白石町・福富ふくどみ町と接し、大きく湾曲した部分は葦原湿地であったが、天和年間(一六八一―八四)佐賀藩が開拓して一千石の美田としたと伝えられ、元禄絵図に「八丁」とある。八丁はつちよう村は明治の村名として同二二年(一八八九)まで存在した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江北町」の意味・わかりやすい解説

江北〔町〕
こうほく

佐賀県中部,佐賀平野西部六角川下流左岸にある町。 1952年町制。 56年砥川村の一部を編入。中心集落の山口は長崎街道沿いの昔からの交通の要地で,現在も JR長崎本線と佐世保線国道 34号線と 207号線の分岐点。一時は杵島炭鉱,新杵島炭鉱があったが,ともに 69年閉山。代って食品,衣料金属などの工場を誘致。六角川左岸の低地は米作地帯,山麓では畑作が行われる。面積 24.49km2(境界未定)。人口 9566(2020)。

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