土地社会主義(読み)とちしゃかいしゅぎ(その他表記)land socialism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「土地社会主義」の意味・わかりやすい解説

土地社会主義
とちしゃかいしゅぎ
land socialism

土地の私有制度を廃止あるいは改革することによって,また制度的に土地単一税を課することによって社会を改革しようとする主張。農業社会主義ということもある。この思想はもっぱら 18~19世紀のイギリスにおいて発生した。土地社会主義には大きく分けて3つの傾向がある。第1は C.ホール,W.オブライエンらによるもので,一切の生産手段の私有廃止の第1歩として土地の国有化を主張した。第2は T.スペンス,T.ペイン,W.オーグルビー,H.ゴッセンらによるもので,生産手段のうち土地だけを国有化し各個人に使用権を認めることを主張した。第3は J. S.ミル,P.ドーブ,H.ジョージらによる不労所得たる地代の私有の廃止によって土地私有廃止と同様の効果を得ようとする主張である。これらの主張に共通するものは,土地は万人の共有財産であるということであり,J.ロックの自然法,重農主義などの影響を受けている。

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