ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オブライエン」の意味・わかりやすい解説
オブライエン
O'Brien, James Bronterre
[没]1864.12.23. ロンドン
アイルランド出身の急進的社会運動家,雑誌編集者。イギリスのチャーティスト運動の理論的指導者となり,資本主義否定,土地,公益事業,独占産業などの国有化を望み,階級闘争の必要性などを論じた。主著に,未完の『奴隷の興隆,進展およびその段階』 Rise,Progress and Phases of Human Slaveryがある。
オブライエン
O'Brien, William Smith
[没]1864.6.18. カーナボンシャー,バンガー
アイルランドの地主でイギリス下院議員。最初,アイルランド合同撤回に批判的であったが,青年アイルランド党運動に参加し,1847年アイルランド連盟の中心人物となる。翌年蜂起に失敗してタスマニアに流刑。 56年帰国。
オブライエン
O'Brien, William
[没]1928.2.25. ロンドン
アイルランドのジャーナリスト。民族運動指導者。地代不払運動を指導するとともに国民党の再統一に努力した。
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