土家由岐雄(読み)ツチヤ ユキオ

20世紀日本人名事典 「土家由岐雄」の解説

土家 由岐雄
ツチヤ ユキオ

昭和・平成期の児童文学作家



生年
明治37(1904)年6月10日

没年
平成11(1999)年7月3日

出生地
東京都文京区

本名
土屋 由岐雄

学歴〔年〕
東京工科学校採鉱冶金科卒

主な受賞名〔年〕
小学館文学賞(第1回)〔昭和27年〕「三びきのこねこ」,野間児童文芸賞(第9回)〔昭和46年〕「東京っ子物語

経歴
小卒後三菱の給仕として働くが、大正11年三菱の給費で東京工科学校採鉱冶金科を卒業、シンガポール支店勤務。その間にも童話や詩を発表。子供の世界を子供の心でうたう俳句“童句”という新しいジャンルを開く。代表作の「東京っ子物語」で野間児童文芸賞受賞。実話に基づき創作した「かわいそうなぞう」は英訳もされ、100万部を超えるベストセラーとなった。他の作品に「三びきのこねこ」「人形天使」など多数。61年5月埼玉県狭山市の子供動物園に童句碑が建立された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土家由岐雄」の解説

土家由岐雄 つちや-ゆきお

1904-1999 昭和-平成時代の児童文学作家。
明治37年6月10日生まれ。三菱商事などにつとめながら作品をかき,昭和20年から文筆生活にはいる。30年日本児童文芸家協会結成に参加。45年童話「かわいそうなぞう」で戦争の悲惨さをうったえる。46年自伝的長編「東京っ子物語」で野間児童文芸賞。平成11年7月3日死去。95歳。東京出身。東京工科学校卒。本名は土屋由岐雄。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「土家由岐雄」の解説

土家 由岐雄 (つちや ゆきお)

生年月日:1904年6月10日
昭和時代;平成時代の児童文学作家
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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