土屋鳳洲(読み)ツチヤ ホウシュウ

20世紀日本人名事典 「土屋鳳洲」の解説

土屋 鳳洲
ツチヤ ホウシュウ

江戸時代末期〜大正期の漢学者



生年
天保12年12月13日(1842年)

没年
大正15(1926)年3月15日

出生地
和泉国岸和田(大阪府)

経歴
岸和田藩校講習館に入り、ついで池田草庵に学び、藩校講師となる。明治元年鳥羽伏見の戦いには軍事奉行になったが、3年再び藩校教授、世子侍読を兼ね、4年辞任。5年堺県学教師となり、のち師範校長を兼ねる。26年華族女学校教授にかわり、また東洋大学教授の職についた。二松学舎などのためにも尽力した。著書に「皇朝言行録」「幽囚録」「文法綱要」「晩清楼詩鈔」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土屋鳳洲」の解説

土屋鳳洲 つちや-ほうしゅう

1842*-1926 幕末-大正時代の漢学者。
天保(てんぽう)12年12月13日生まれ。相馬九方,池田草庵にまなぶ。兵庫師範教授,奈良県師範校長をへて明治26年華族女学校教授。のち東洋大教授。宮中講書始の講師もつとめた。大正15年3月15日死去。86歳。和泉(いずみ)(大阪府)出身。名は弘。字(あざな)は伯毅。別号に晩晴楼。著作に「皇朝言行録」「幽囚録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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