デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土師中知」の解説 土師中知 はじの-なかとも ?-? 飛鳥(あすか)時代の官吏。推古天皇36年(628)檜前浜成(ひのくまの-はまなり)・竹成兄弟が宮戸(みやこ)川(隅田川)の河口で漁をしていたとき網にかかった観音像1体を兄弟とともにまつった。これが東京浅草寺の本尊といわれる。中知はその地域の村主または豪族とおもわれるが,兄弟との関係はあきらかではない。浅草寺の縁起では土師真中知(まつち)となっている。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例