岩石学辞典 「圧接触変成作用」の解説 圧接触変成作用 造山運動の過程の貫入岩体による接触変成作用.普通は動力変成作用に接触変成作用は伴われないが,圧力の影響で方向性のある組織が形成される場合に,方向性を持った片岩などができることがある.火成岩体から放出された熱い残液がすでに褶曲した母岩に注入され,圧接触変成作用が変成作用の重要な役割を果たしていると考えられる例がある[Weinschenk : 1900, 1902]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報