在り巡る(読み)ありめぐる

精選版 日本国語大辞典 「在り巡る」の意味・読み・例文・類語

あり‐めぐ・る【在巡】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. ( 「あり」は継続する意 ) ずっとめぐり続ける。続いてあちこちめぐる。
    1. [初出の実例]「海原の 畏(かしこ)き道を 島伝ひ い漕(こ)ぎ渡りて 安里米具利(アリメグリ) 我がくるまでに」(出典万葉集(8C後)二〇・四四〇八)
  3. ( 「世の中をめぐり続ける」というところから ) ずっと生き続ける。生き長らえる。
    1. [初出の実例]「物覚えぬ追従をなし、名簿(みゃうぶ)うちしなどせば、世に片時ありめぐらせじとす」(出典:栄花物語(1028‐92頃)初花)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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