デジタル大辞泉 「片時」の意味・読み・例文・類語 かた‐とき【片時】 《一時ひとときの半分の意》ほんのしばらくの間。ちょっとの間。へんじ。「片時も目が離せない」[類語]一刻・寸秒・寸刻・寸時・ちょっと・瞬間・一瞬・瞬時・刹那・一刹那・とっさ・数刻・束の間・たまゆら・須臾しゅゆ・電光石火・短い・暫しばらく・暫しばし・暫時・少時・ひとしきり・時の間・瞬く間・見る間に・一時いっとき・一時ひととき・半時・寸陰・短時間・一時・一時的・かりそめ・短日月・短時日・一朝・一朝一夕・はかない・あっと言う間・間髪を容いれず へん‐じ【片時】 《古くは「へんし」》ちょっとの間。わずかな時間。かたとき。「片時も心が休まらない」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「片時」の意味・読み・例文・類語 へん‐じ【片時】 〘 名詞 〙 ( 古くは「へんし」 ) すこしの間。ちょっとの間。しばし。暫時。かたとき。[初出の実例]「敬奉二徳音一、幸甚幸甚、片時覚、即感二於夢言一慨然不レ得二止黙一、故附二公使一聊以進御耳」(出典:万葉集(8C後)五・八一一左詞文)「我にへんしのいとまをたべ」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)上)[その他の文献]〔江総‐閨怨篇〕 かた‐とき【片時】 〘 名詞 〙 ( 「かたどき」とも ) 一時(ひととき)の半分。わずかの間。ちょっとの間。へんじ。[初出の実例]「物思ひには、かた時になん、老いになりにけりと見ゆ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))「今はましてかたときのまもおぼつかなかるべし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)「片時(カタドキ)も貴方様のことは忘れやア致しません」(出典:落語・佃祭(1895)〈四代目橘家円喬〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「片時」の読み・字形・画数・意味 【片時】へんじ しばし。唐・岑参〔春夢〕詩 枕上、片時、春の中 行き盡す、江南の數千里字通「片」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報