片時(読み)カタトキ

デジタル大辞泉の解説

かた‐とき【片時】

《一時(ひととき)の半分の意》ほんのしばらくの間。ちょっとの間。へんじ。「片時も目が離せない」

へん‐じ【片時】

《古くは「へんし」》ちょっとの間。わずかな時間。かたとき。「片時も心が休まらない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

かたとき【片時】

〔一時いつときの半分の意〕
ほんのわずかな時間。一瞬。へんじ。
[句項目] 片時去らず

へんじ【片時】

〔古くは「へんし」〕
ほんのわずかな時間。かたとき。 「 -も安き心は無く/義血俠血 鏡花

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

かた‐とき【片時】

〘名〙 (「かたどき」とも) 一時(ひととき)の半分。わずかの間。ちょっとの間。へんじ。
※竹取(9C末‐10C初)「物思ひには、かた時になん、老いになりにけりと見ゆ」
※源氏(1001‐14頃)若紫「今はましてかたときのまもおぼつかなかるべし」
※落語・佃祭(1895)〈四代目橘家円喬〉「(カタドキ)も貴方様のことは忘れやア致しません」

へん‐じ【片時】

〘名〙 (古くは「へんし」) すこしの間。ちょっとの間。しばし。暫時。かたとき。
※万葉(8C後)五・八一一左詞文「敬奉徳音、幸甚幸甚、片時覚、即感於夢言慨然不止黙、故附公使聊以進御耳」
仮名草子・伊曾保物語(1639頃)上「我にへんしのいとまをたべ」 〔江総‐閨怨篇〕

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