精選版 日本国語大辞典 「片時」の意味・読み・例文・類語
へん‐じ【片時】
〘名〙 (古くは「へんし」) すこしの間。ちょっとの間。しばし。暫時。かたとき。
※万葉(8C後)五・八一一左詞文「敬奉二徳音一、幸甚幸甚、片時覚、即感二於夢言一慨然不レ得二止黙一、故附二公使一聊以進御耳」
かた‐とき【片時】
※竹取(9C末‐10C初)「物思ひには、かた時になん、老いになりにけりと見ゆ」
※落語・佃祭(1895)〈四代目橘家円喬〉「片時(カタドキ)も貴方様のことは忘れやア致しません」
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