精選版 日本国語大辞典 「名簿」の意味・読み・例文・類語
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名符・名付(なづき)・二字(にじ)とも。みずからの姓名・官職位階を記した札。古代,官職についた者が官衙に提出したのが早い例だが,時代がくだるにつれて,臣従儀礼の一環として提出される文書として広く用いられるようになった。すなわち貴族や有力武士の家人(けにん)となった者が主人に提出したり,戦闘で敗北した者が降服の作法の一つとして勝者に提出するなどの用法があった。名簿を提出することで,人格を他者にゆだねることを表したと考えられる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…一つは代々主従関係を結んでいる譜代の家人を中心とした直属の家人で,主人への服従の度合が強い。もう一つは名簿(みようぶ)といって自分の名前を記した文書を提出するのみで家人となったり,1度だけの対面の儀式(見参の礼)で家人となったもので,〈家礼(けらい)〉と呼ばれて主人の命令に必ずしも従わなくてよい,服従の度合の弱い家人である。このような家人のタイプに応じて,鎌倉幕府は御家人制を整備した。…
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