最新 地学事典 「地下水温」の解説
ちかすいおん
地下水温
groundwater temperature
地温と平衡状態にある地下水の温度。地表付近では,気温・日射の影響により日変化・年変化を示す。年変化がなくなる深度(日本では10~15m)を恒温層と呼ぶ。この温度はその地点の年平均気温より1~3℃程度高い。不圧地下水の水温は年平均気温に近く,年変化も少ない。恒温層より下では,深部からの熱伝導により2~3℃/100mの割合で深さとともに上昇する。地下水温は水の流動の指標とすることができる。地下水の広域的流動にはかん養域と流出域が存在し,水の熱移流により一般にかん養域では地下水温が低く,流出域では高い。
執筆者:古川 博恭・長江 亮二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

