最新 地学事典 「地中レーダ法」の解説
ちちゅうレーダほう
地中レーダ法
radar exploration
地下探査手法の一つで,電磁波のインパルス応答を地中の地層境界や埋設物・空洞などの探査に応用した方法。電磁波レーダ法,地下レーダ法とも。送信アンテナから約10MHz以上の周波数の電磁波を地中に送信し,明確な地層境界や埋設物などの電磁物性境界面(比抵抗や誘電率の電気的性質が急変境界等)で反射・屈折・散乱した波を地表の受信アンテナでとらえ,地下構造をイメージングする方法。おもに極超短波の電磁波が使われ,地中で急速に減衰するため,一般的には極浅部(地下数m程度)を対象とする。地表での計測に加え,ボアホールレーダの活用も進んでいる。広義には,電磁波トモグラフィなどを用いた手法も含まれる。
執筆者:松本 俊幸・木村 治夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

