地主職(読み)ジヌシシキ

デジタル大辞泉 「地主職」の意味・読み・例文・類語

じぬし‐しき〔ヂぬし‐〕【地主職】

中世荘園制下での領主としての権利得分。じしゅしき。

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精選版 日本国語大辞典 「地主職」の意味・読み・例文・類語

じしゅ‐しきヂシュ‥【地主職】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代以来、荘園の領主であること。領主としての権限や得分。領主職。じぬししき。
    1. [初出の実例]「武蔵国住人。多以本知行地主職。如本可執行之由。蒙不知」(出典吾妻鏡‐治承四年(1180)一二月一四日)

じぬし‐しきヂぬし‥【地主職】

  1. 〘 名詞 〙じしゅしき(地主職)

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世界大百科事典(旧版)内の地主職の言及

【地主】より

…この場合,開発を命じた目的は地利(土地からの収益)の上納を確保することにあったから,地主はその土地を永く占取耕営することを認められるとともに,地利上納の義務を負うこととなった。地主の有するこのような内容の権利義務を指して地主職という。こうして,いわゆる開発領主がしばしば地主と称されたのである。…

※「地主職」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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