出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国,道教における仙人になる方法の一つ。晋の葛洪(かつこう)の《抱朴子》では,現世の肉体のまま虚空に昇るのを天仙,名山に遊ぶのを地仙,いったん死んだ後,蟬が殻から脱け出すようにして仙人になるのが尸解仙であるとし,尸解仙を下位に置く。だが梁の陶弘景が完成した茅山派道教では,この尸解を登仙の方法として重視し,剣を身体の代りに現世に残して仙人となる剣解法を重んじた。…
…そして同じ仙人でも修練の方法によって等級のちがいが生ずると考えられた。 たとえば《抱朴子》は,天空に昇る天仙,名山に遊行する地仙,いったん死んだうえで仙人となる尸解仙(しかいせん)の3種の仙人が存在するという。また道教経典の古層に属すると思われる《太平経》は,天地間のあらゆる人間とそれらそれぞれの職能を9種に分かち,(1)無形委気の神人は気を,(2)大神人は天を,(3)真人は地を,(4)仙人は四時を,(5)大道人は五行を,(6)聖人は陰陽を,(7)賢人は文書を,(8)凡民は草木五穀を,(9)奴婢は財貨をそれぞれ治めるとしているが,5,6世紀のころには宇宙空間が天上の神仙世界,地上の人間世界,地下の死者の世界の仙・人・鬼の三部構造として整理されるにいたった。…
※「地仙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新