地切が切れる(読み)じぎりがきれる

精選版 日本国語大辞典 「地切が切れる」の意味・読み・例文・類語

じぎり【地切】 が 切(き)れる

① 元値以下になる。
洒落本・残座訓(1784)「元は高し、大道は見たをす、食口は多し、地切(ヂギリ)はきれる」
※歌舞伎・当龝八幡祭(1810)四幕「その松魚(かつを)は、四百五十では、ぢぎりが切れますわいの」
自腹を切るはめになる。
滑稽本・大千世界楽屋探(1817)下「てへこもち自切(ジギリ)が切(キ)れて飲食(のみくひ)中身(あてみ)たっぷり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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