地廻り

山川 日本史小辞典 改訂新版 「地廻り」の解説

地廻り
じまわり

江戸時代の江戸周辺地域やその市場圏(江戸地廻り経済圏)の名称本来都市などの周辺を巡回する意味。上方から江戸に供給される下り物に対し,江戸周辺地域で産出されるものを地廻物といい,地廻酒・地廻米・地廻塩などとよばれた。地廻物を扱う問屋も成立し,地廻米穀問屋や地廻塩問屋などが有名。遠隔地間を交易する船に対し,近在物資を輸送する船は地廻船とよんだ。また,地方に縄張りをもつやくざ・ならず者も地廻りとよばれた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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