地引村(読み)じひきむら

日本歴史地名大系 「地引村」の解説

地引村
じひきむら

[現在地名]長南町地引 地引・八板やいた

小生田おぶた村の北東に位置し、一宮いちのみや川支流の埴生はぶ川が流れる。北東に八板地区がある。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高二九八石。元禄郷帳では高三〇三石余。明和三年(一七六六)比丘尼塚・天王こし・西仏山・三五山・道祖神前・堂のこし・古屋敷などの九三筆の新田検地があり、一町六反余(うち林畑九反余)・二石余が打出された。寛政五年(一七九三)の村明細帳(石橋家文書)では四二町九反余で家数五七・人数二七五、農間に筵を作っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android