地方召上(読み)じかためしあげ

改訂新版 世界大百科事典 「地方召上」の意味・わかりやすい解説

地方召上 (じかためしあげ)

江戸時代将軍大名家臣に対し,それまでの地方知行を取り上げ,蔵米知行に切り替えること。17世紀中葉以降,多くの藩で行われた。これとは逆に,蔵米知行地方知行とすることを地方直しといった。また,地方知行の家臣に対し,懲罰的意味合いから地方知行を蔵米知行や扶持米に切り替える場合にも行われた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 藤井

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む