地蔵原新田(読み)じぞうはらしんでん

日本歴史地名大系 「地蔵原新田」の解説

地蔵原新田
じぞうはらしんでん

[現在地名]下総町地蔵原新田、大栄たいえい稲荷山とうかやま 三和みつわ

成井なるい村の東に位置する。当新田は原宿はらじゆく(現神崎町)倉水くらみず村など八ヵ村の持添新田として開発され、寛延元年(一七四八)検地で成立した。同年の倉水村分の新田検地帳(倉水区有文書)では反別一九町九反余、秣場四町一反余。安永元年(一七七二)稲荷山村(現大栄町)分の年貢皆済目録(稲荷山区有文書)に地蔵原新田とみえ、幕府領。各村分の新田高は旧高旧領取調帳によると原宿村分高四〇石余、古山ふるやま(現神崎町)分高一八石余、青山あおやま村分高四七石余、倉水村分高三八石余、久井崎村分高三五石余、稲荷山村分高三八石余、中野なかの(現大栄町)分高二八石余、大室おおむろ(現成田市)分高二八石余で、合せて高二七五石余であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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