最新 地学事典 「地質速度計」の解説
ちしつそくどけい
地質速度計
geospeedometry
温度や圧力変化に岩石中の反応が追いつかず,その結果生じる非平衡現象を用いて冷却速度等を見積もる方法。A.C.Lasaga(1983)が鉱物内に残された拡散累帯を用いて冷却速度を推定する方法を,地質温度計の拡張として地質速度計と呼んだ。K-Ar法やフィッショントラック法による年代測定も,Arの拡散散逸やトラックのアニーリングが中止する温度がそれぞれ異なるので,いくつかを組み合わせれば絶対年代の入った地質速度計となる。
執筆者:小澤 一仁
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

