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地質温度計 ちしつおんどけい geothermometer

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地質温度計
ちしつおんどけい
geothermometer

ある特定の種類の岩石や鉱物の結晶構造化学組成 (同位体組成) が,それらのつくられるときの温度によって変化することを利用して,それらの岩石や鉱物の生成温度を推定することができる。このような役に立ちうる岩石や鉱物を地質温度計という。

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百科事典マイペディアの解説

地質温度計【ちしつおんどけい】

地質現象の生起した温度を数値的に示すために利用される各種の現象や関係。推定する方法には,多形鉱物の相転移,固溶体鉱物の化学組成,平衡2鉱物間の特定イオンの分配平衡,鉱物中の流体包有物,酸素の同位体比などがある。
→関連項目多形

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岩石学辞典の解説

地質温度計

鉱物または鉱物の集合で,形成温度の推論に用いることができるもの.このためには様々な鉱物,同素体(allotrope),固溶体,共融,他の鉱物組合わせなどに対して,岩石や鉱物の熔融点,造岩鉱物同質異像への変態が起こる転移点または遷移点,異なった条件下での平衡条件と安定範囲,などに関する熱的なデータを基礎にしている[Wright & Larsen : 1909, Ingerson : 1955].

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地質温度計
ちしつおんどけい

岩石あるいは鉱物ができたときの温度を推定する手掛りになるものを地質温度計という。普通に使われている温度計のような目盛りのついた計器があるわけではない。岩石や鉱物ができたときの温度は直接計ることはできないため、鉱物の化学組成や結晶構造、鉱物組合せなどから生成温度を間接的に推定する。実際に地質温度計として使われるのは、(1)鉱物の融点や転移点、(2)2種以上の鉱物の共融点や化学平衡の温度、(3)固溶体をつくる鉱物の端成分の溶解度と温度との関係、(4)包有物の化学組成と充填(じゅうてん)温度との関係、(5)同位体組成と温度との関係、(6)半導体鉱物の熱起電力などの物性と温度との関係、などである。岩石の生成当時の圧力を推定する手掛りになるものを地質圧力計という。[千葉とき子]

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