最新 地学事典 「K-Ar法」の解説
カリウムアルゴンほう
K−Ar法
potassium-argon method
40K(存在度0.01167 atom%,半減期1.25×109年)が40Arに放射壊変することを利用して岩石・鉱物の年代を測定する方法。Kは地殻の主要元素で測定できる年代範囲が広く,Arは不活性ガスで微量でも測定可能などの理由で最も広く利用される。通常105年より古い年代の測定ができ,測定対象試料は雲母類・アルカリ長石・ホルンブレンド・海緑石などの鉱物や火山岩など。欠点としては,試料の変質や二次的な加熱によりArの損失が生じて年代値の若返りが起こりやすいこと,地下深部でできた試料中には過剰Arが含まれていて実際より古い年代値を示すこともある,などが挙げられる。
執筆者:木越 邦彦・柴田 賢
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

