坂井卓三(読み)サカイ タクゾウ

20世紀日本人名事典 「坂井卓三」の解説

坂井 卓三
サカイ タクゾウ

大正・昭和期の物理学者



生年
明治33(1900)年12月12日

没年
昭和29(1954)年9月18日

出生地
静岡県

学歴〔年〕
東京帝大理学部物理学科〔大正13年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和10年〕

経歴
東大工学部講師から昭和4年理学部助教授、14年教授、15年小林理学研究所員兼務、学術研究会議会員。古典物理学量子力学統計力学高分子物理学の理論的研究を進め、物性論研究指導者の一人で、名講義で有名。著書「量子力学序論」「量子力学序説」「初等力学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂井卓三」の解説

坂井卓三 さかい-たくぞう

1900-1954 大正-昭和時代の物理学者。
明治33年12月12日生まれ。昭和14年東京帝大教授となり,15年小林理学研究所員をかねた。量子力学や統計力学を研究し,ゴム弾性などの高分子物理学の理論的研究で知られた。昭和29年9月18日死去。53歳。静岡県出身。東京帝大卒。著作に「量子力学序論」「一般力学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android