日本歴史地名大系 「坂内川」の解説 坂内川さかないがわ 三重県:松阪市坂内川白猪(しらい)山麓に発し、大河内(おかわち)地区・松尾(まつお)地区・旧市街地を経て大口(おおくち)港に注ぐ。全長約二〇キロ。伊勢参宮街道は松坂大橋によって坂内川を越える。上流には、中世後期、北畠氏配下の三御所とよばれた坂内御所および大河内御所の居所があり、大河内は永禄一二年(一五六九)織田信長と北畠氏の最後で最大の軍事的衝突の舞台となった。下流には蒲生氏郷以来の松坂町が発展し、坂内川は西(にし)町と本(ほん)町を分断して大口へ向かっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by