日本歴史地名大系 「坂北庄」の解説
坂北庄
さかきたのしよう
- 福井県:坂井郡
- 坂北庄
坂井平野東部に展開した
とあり、負担した課役の内容がわかる。長講堂領は、その後、後白河院皇女宣陽門院を経て文永四年(一二六七)後深草上皇に譲渡され、以後持明院統へ継承された。
応永一四年(一四〇七)三月付の長講堂領目録(八代恒治氏所蔵文書)に「同国坂北庄 入江殿 年貢綿万両」とみえ、坂北庄は室町期にもなお長講堂領を構成している。ただこれに先立つ寛元四年(一二四六)一一月付仁和寺用途支配状(仁和寺文書)に「於仁和寺菩提院毎年可被行結
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報