日本歴史地名大系 「坂本小路」の解説 坂本小路さかもとこうじ 福岡県:柳川市柳川城下坂本小路[現在地名]柳川市坂本町本(ほん)小路通り中ほどから西に入り、山王(さんのう)宮(現日吉神社)へ至る通りに面した区域と、薬師(やくし)小路から西へ延び弥兵衛(やへえ)門へ至る通りに面した区域からなる。前者を坂本小路、後者を裏坂本(うらさかもと)小路とよぶ。また裏坂本小路西側より東に入る通りに面した区域を二軒(にけん)小路という(「文久・慶応・明治家中変遷」伝習館文庫)。武家地。南は堀を隔てて柳川城三の丸、西も堀を隔てて外(ほか)小路。天正九年(一五八一)八月彼岸日、蒲池兵庫頭家恒(鎮運)が願主となっている清水寺鐘追銘(古鐘銘集成)には「瀬高上荘梁河村 坂本」とあり、この「坂本」を坂本小路に比定する説がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by