坂東山(読み)ばんどうやま

日本歴史地名大系 「坂東山」の解説

坂東山
ばんどうやま

郡内ぐんない国中くになかを分つ連山をさしたと思われる山名。「吾妻鏡」建保元年(一二一三)五月四日条によれば、和田義盛の乱に敗れて逃れてきた古郡保忠兄弟は「甲斐国坂東山波加利之東競石郷二木」で、和田常盛・横山時兼は「坂東山償原別所」で自殺している。二木・償原別所とも該当する地名は現在残されていないが、競石は江戸時代まで中初狩なかはつかり村・下初狩村の間にあった(甲斐国志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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