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御坂 みさか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御坂
みさか

山梨県中部,笛吹市南東部の旧町域。甲府盆地の南東部に位置し,笛吹川の支流金川左岸の扇状地と上流域一帯を占める。 1955年錦生村,黒駒村が合体して町制。 1958年花鳥村の一部を編入。 2004年石和町,一宮町,八代町,境川村,春日居町と合体して笛吹市となった。第2次世界大戦前は県内屈指の養蚕地帯であったが,現在ではモモ,ブドウなどの果樹栽培が行なわれる。富士五湖石和温泉を結ぶ国道 137号線が通り,沿道に多数の観光ブドウ園がある。南境の御坂峠は旧鎌倉往還の難所であったが,トンネルが開通。黒駒奈良時代には名馬の産地として知られた。

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デジタル大辞泉の解説

み‐さか【御坂】

坂の美称
「足柄の―恐(かしこ)み曇り夜の我(あ)が下延(したばへ)を言出(こち)でつるかも」〈・三三七一〉

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御坂
みさか

山梨県中部、東八代(ひがしやつしろ)郡にあった旧町名(御坂町(ちょう))。現在は笛吹(ふえふき)市の中央部を占める一地区。1955年(昭和30)錦生(きんせい)、黒駒(くろこま)の2村が合併して町制施行。2004年(平成16)春日居(かすがい)町、石和(いさわ)町、一宮(いちのみや)町、八代(やつしろ)町、境川(さかいがわ)村と合併、市制施行して笛吹市となる。旧町域は、甲府盆地の南東縁御坂山地から流れ出る金(かね)川の扇状地上に広がる。国道20号、137号が通じ、中央自動車道の一宮御坂インターチェンジが近い。律令(りつりょう)期国衙(こくが)に国府(こくふ)が置かれ甲斐(かい)国を統治した古い歴史をもつ。明治以降、養蚕が盛んで畑の多くは桑園であったが、昭和30年代以降はモモ、ブドウの栽培が盛んとなり、耕地の98%が果樹園で果樹農村へと変容している。石和(いさわ)から御坂峠を経て河口湖に至る国道137号は古くは鎌倉往還の要路であったが、いまは沿線に観光ブドウ園が軒を並べている。国指定重要文化財として、美和(みわ)神社の木造大物主(おおものぬし)神立像、称願(しょうがん)寺の木造他阿上人真教(たあしょうにんしんきょう)坐像、福光園(ふくこうおん)寺の木造吉祥天(きっしょうてん)および二天像がある。ゴルフ場、スキー場などもある。[横田忠夫]
『『御坂町誌』(1971・御坂町)』

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