坂田宮(読み)さかたのみや

日本歴史地名大系 「坂田宮」の解説

坂田宮
さかたのみや

坂田郡にあったとみられる行宮。「倭姫命世紀」に天照大神の鎮座地を求めて巡歴する倭姫命が「四年乙未、淡海ノ甲賀ノ日雲宮ニ遷リたまひ、四年斎き奉る。時に淡海の国造、地口御田ヲ進る」とあり、また「八年乙亥、同国の坂田宮に遷幸ナリテ、二年斎き奉る。時に坂田君等、地口御田ヲ進る」とあり、倭姫命が甲可日雲宮に次いで坂田宮にとどまり、天照大神を奉祭していたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android