坂田宮(読み)さかたのみや

日本歴史地名大系 「坂田宮」の解説

坂田宮
さかたのみや

坂田郡にあったとみられる行宮。「倭姫命世紀」に天照大神の鎮座地を求めて巡歴する倭姫命が「四年乙未、淡海ノ甲賀ノ日雲宮ニ遷リたまひ、四年斎き奉る。時に淡海の国造、地口御田ヲ進る」とあり、また「八年乙亥、同国の坂田宮に遷幸ナリテ、二年斎き奉る。時に坂田君等、地口御田ヲ進る」とあり、倭姫命が甲可日雲宮に次いで坂田宮にとどまり、天照大神を奉祭していたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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