坂足村(読み)さかだるむら

日本歴史地名大系 「坂足村」の解説

坂足村
さかだるむら

[現在地名]館山市坂足

小沼こぬま村の西に位置し、南は平砂へいさ浦に臨む。酒足とも記し(正保郷帳など)、サカダリともよんだ(房陽郡郷考など)。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録では高七七石余(うち田五〇石余)。同一五年の里見家分限帳では町奉行角田丹右衛門の給知。正保郷帳では田高七一石余・畑高二七石余で旗本本多領。享保一二年(一七二七)の安房国村々助郷請帳(岩崎家文書)、元文村高帳でも同領で、天保一三年(一八四二)武蔵忍藩領となる(同一四年忍藩領郷村高帳)


坂足村
さかあしむら

[現在地名]那智勝浦町坂足

峯山みねのやまの南西麓の谷間小村。北は樫原かしわら村、南東田垣内たのがいと村。「続風土記」は「坂足は山麓の義なり、坂の足を約めて左迦奈志と呼ふ」と記す。慶長検地高目録には「坂無さかなし村」とみえ、村高三一石余、小物成一・五八石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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