坂静雄(読み)バン シズオ

20世紀日本人名事典 「坂静雄」の解説

坂 静雄
バン シズオ

大正・昭和期の建築工学者 京都大学名誉教授。



生年
明治29(1896)年11月16日

没年
平成1(1989)年10月13日

出生地
東京都

学歴〔年〕
東京帝国大学工学部建築学科〔大正10年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔昭和3年〕

主な受賞名〔年〕
日本建築学会賞学術賞(昭和12年度)「弾性範囲における耐震壁応力 変形及び剪断負担連層耐震壁の横力分担」,日本建築学会大賞〔昭和61年〕「鉄筋コンクリート工学の体系化への貢献

経歴
大正11年京都大学助教授、昭和6年海外留学ののち、8年教授。24年日本学術会議会員、25年京都府建築審査会長に推され、神戸大教授を兼任、34年京大工学部教授退任。35年住友建設技術研究所長、39年日本建築総合試験所長、49年理事長、58年顧問。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂静雄」の解説

坂静雄 ばん-しずお

1896-1989 大正-昭和時代の建築工学者。
明治29年11月16日生まれ。昭和8年京都帝大教授となり,25年から神戸大教授を兼任。35年別子建設(現住友建設)技術研究所長,のち日本建築総合試験所長。鉄筋コンクリートの研究で知られた。学士院会員。平成元年10月13日死去。92歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「高層架構論」「鉄筋コンクリートの設計」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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