坐り(読み)すわり

精選版 日本国語大辞典 「坐り」の意味・読み・例文・類語

すわり【坐・座・据】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「すわる(坐)」の連用形の名詞化 )
  2. すわること。すわったようす。
  3. ある物を他の物の上に置いたときなどの物の安定度。おちつきぐあい。
    1. [初出の実例]「香炉にても、其外の器物にても、すはりのよきが、盆にても台にてものせて見よき故に」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一)
    2. 「鬢の薄い所為(せゐ)か、髷の座(スワリ)が悪くて」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
  4. 心や考えなどのおちつき。
    1. [初出の実例]「分明的実に此処にすわりの本無者は、一生全体の学の根なきと云の旨を知抜ざる故」(出典:箚録(1706))
    2. 「一滴の汁も残さず柏二杯を平らげたが、するとモウ心にも体にも坐りがついて、先刻の事を考へると、我ながら滑稽(をかし)くなって」(出典:病院の窓(1908)〈石川啄木〉)
  5. すわりもち(坐餠)」の略。
    1. [初出の実例]「文庫蔵のすわり下げよと」(出典:滑稽本・当世阿多福仮面(1780))
  6. 道のかたわらに座って、ほどこしを乞うたり、ささやかな物を売ったりする者。
    1. [初出の実例]「『すわり』とて縁日の夜などに、大道に筵敷きて坐り、火寸(マッチ)、簓(ささら)など三つ四つ前に置きて、哀を乞ふものの傍に寝かせたる乳呑子も、己れの児にはあらで」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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