坪川新村
つぼかわしんむら
[現在地名]滑川市坪川新
早月川が形成した新扇状地の扇端部に位置し、南東は坪川村、北は富山湾に臨む。出来新村・退転村記申帳には正保三年(一六四六)から寛文三年(一六六三)までに退転した村として坪川又新村が記されていることから、当村はこの時期以前に成立していたと考えられる。同一〇年の村御印によると草高一五石、免三ツ五歩、小物成は鮎川役一匁(出来)であった(三箇国高物成帳)。所属組は平塚村と同じ。享保一八年(一七三三)の新川郡村廻帳(川合家文書)では村肝煎は坪川村の寄肝煎で、家数二はともに百姓。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 