埋め合せる(読み)ウメアワセル

デジタル大辞泉 「埋め合せる」の意味・読み・例文・類語

うめ‐あわ・せる〔‐あはせる〕【埋め合(わ)せる】

[動サ下一][文]うめあは・す[サ下二]損失不足を他のもので償う。補う。うめあわす。「赤字を借入金で―・せる」「忘れた結婚記念日を―・せる算段をする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「埋め合せる」の意味・読み・例文・類語

うめ‐あわ・せる‥あはせる【埋合】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]うめあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 酒や塩水や湯などに水をまぜあわせて、うすめたり調合したりする。
    1. [初出の実例]「Dilutus〈略〉マジユル コト、vmeauaxetaru(ウメアワセタル) コト」(出典:羅葡日辞書(1595))
  3. 不十分なところや損失などを他のことで補い、つぐなう。ならす。損益乗除する。うめあわす。
    1. [初出の実例]「ヘイケ ノ キヨモリニュウダウワ サバカリノ アクギャウノ ヒト デ アッタレドモ、ソレニ vmeauasuru(ウメアワスル) ゼンゴンヲ セラルレバ」(出典:天草本平家(1592)四)

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