日本歴史地名大系 「城川内村」の解説 城川内村じようがわちむら 鹿児島県:出水郡長島町城川内村[現在地名]長島町城川内指江(さすえ)村の南に位置する。西は東シナ海に面し、南は下山門野(しもやまどの)村。中央集落は西流する城川内川の流域に発達、同川の河口近くには中世の堂崎(どうざき)城跡があり、村名はこの城に由来すると伝える。「鹿児島県地誌」は上方限(かみほうぎり)・下方限・唐隈(からくま)の三集落を字地としてあげる。文禄四年(一五九五)四月二六日、対馬の宗義智に与えられた出水郡内知行方目録には長島のうちと肩書のある「本城村」高一八二石余がみえるが、この本城村は当村にあたるか。延享(一七四四―四八)頃の高二二〇石余(三州御治世要覧)、旧高旧領取調帳では高二五七石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by