20世紀日本人名事典 「城左門」の解説
城 左門
ジョウ サモン
大正・昭和期の詩人,小説家
- 生年
- 明治37(1904)年6月10日
- 没年
- 昭和51(1976)年11月27日
- 出生地
- 東京・神田駿河台
- 本名
- 稲並 昌幸
- 別名
- 別名(小説家)=城 昌幸(ジョウ マサユキ)
- 学歴〔年〕
- 日本大学芸術科中退
- 経歴
- 詩人としては城左門、作家としては城昌幸。詩人として大正13年「東邦芸術」を創刊、以後「文芸汎論」なども創刊し、「パンテオン」などにも参加し、昭和5年「近世無頼」を刊行。他に「恩寵」やヴィヨンの翻訳詩などがある。作家としては大正14年「その暴風雨」を発表し「殺人婬楽」「死者の殺人」などのほか「若さま待捕物手帖」などの捕物帖がある。その一方で、昭和21年から「宝石」編集長として活躍し、宝石賞をもうけるなど、新人養成につとめた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報