城水分神社(読み)かつらぎみくまりじんじや

日本歴史地名大系 「城水分神社」の解説

城水分神社
かつらぎみくまりじんじや

[現在地名]御所市大字関屋小字大原

水越みずこし川上流北岸に鎮座。旧村社。祭神天水分あまのみくまり神・国水分くにのみくまり神。「延喜式」神名帳葛上かつじよう郡の「葛木水分カツラキノミコマリ神社名神大、月次新嘗」、「延喜式」祈年祭祝詞の水分四社の一とされる。「住吉大社神代記」に土樋を水越に造り田に水を引くことができたので水分・水越と称し、三輪人をして神を鎮祭せしめたと記す。式内葛城水分神社は天安三年(八五九)一月二七日、従五位下より正五位下に昇叙、同年(貞観元年)九月八日、風雨祈願の幣にあずかった(三代実録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android