日本歴史地名大系 「城田寺郷」の解説 城田寺郷きだいじごう 岐阜県:岐阜市旧方県郡・本巣郡地区城田寺郷現城田寺を遺称地とする。鎌倉時代には城田(きだ)郷とも称したが、木田(きだ)郷・城田(きだ)庄との関係は不明。承元二年(一二〇八)正月一六日に書写された「梵網経古迹記」青丘沙門大賢集の奥書(日本古写経現存目録)に「時方郡城田寺如法草庵」とみえる。建長八年(一二五六)四月二五日、下人の売買をめぐって「城田御領」に付沙汰された訴訟により身柄を拘束された西心の身代を、白拍子の玉王が請出している(「白拍子玉王身代請文」真福寺本倭名抄裏文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by