執する(読み)シュウスル

デジタル大辞泉 「執する」の意味・読み・例文・類語

しゅう・する〔シフする〕【執する】

[動サ変][文]しふ・す[サ変]深く心にかける。とらわれる。執着する。しっする。
「あらゆる詩人虚栄心は…後代に残ることに―・している」〈芥川・文芸的な、余りに文芸的な〉

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精選版 日本国語大辞典 「執する」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐・するシフ‥【執】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]しふ・す 〘 他動詞 サ行変 〙 深く心にかける。執心する。執着する。しっす。
    1. [初出の実例]「慈恵僧正の強く被執(しふせられ)たりける事にこそ有ぬれ」(出典今昔物語集(1120頃か)三一)
    2. 「自ら著(ぢゃく)し自ら執(シフ)する煩悩の、魔に迷ふをば」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)二)

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