執する(読み)シュウスル

デジタル大辞泉 「執する」の意味・読み・例文・類語

しゅう・する〔シフする〕【執する】

[動サ変][文]しふ・す[サ変]深く心にかける。とらわれる。執着する。しっする。
「あらゆる詩人虚栄心は…後代に残ることに―・している」〈芥川・文芸的な、余りに文芸的な〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「執する」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐・するシフ‥【執】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]しふ・す 〘 他動詞 サ行変 〙 深く心にかける。執心する。執着する。しっす。
    1. [初出の実例]「慈恵僧正の強く被執(しふせられ)たりける事にこそ有ぬれ」(出典今昔物語集(1120頃か)三一)
    2. 「自ら著(ぢゃく)し自ら執(シフ)する煩悩の、魔に迷ふをば」(出典:人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む