執綱(読み)シッコウ

デジタル大辞泉 「執綱」の意味・読み・例文・類語

しっ‐こう〔‐カウ〕【執綱】

法会などのとき、衣笠きぬがさが傾かないように両側にいて左右の綱をとる役。
天台宗寺門派や浄土宗で、宗務をまとめる役。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「執綱」の意味・読み・例文・類語

しっ‐こう‥カウ【執綱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 灌頂や曼荼羅供養(まんだらくよう)などの庭儀行列の際に、傘蓋(さんがい)が傾かないよう執蓋(しつがい)の左右に侍して綱を執る役。貴官、または上座の人がこの役にあたる。
    1. [初出の実例]「執綱越中前司頼業」(出典:吾妻鏡‐正嘉二年(1258)六月四日)
  3. 天台宗寺門派や浄土宗で、宗務をまとめる職名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む