基礎的食糧(読み)きそてきしょくりょう(その他表記)basic foodstuff

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「基礎的食糧」の意味・わかりやすい解説

基礎的食糧
きそてきしょくりょう
basic foodstuff

食糧安全保障という観点から国境調整措置が必要と考えられる食糧総称。ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業交渉グループにおいて日本が提案したもので,次の2つの要件を満たす農産物と定義されている。 (1) 当該締約国の国民の主たる栄養源とされており,食生活においてカロリー摂取の観点から重要な要素を構成するもの。 (2) 通常の状況にあっては,その安定的かつ十分な国内生産を確保し,食糧が欠乏する状況にあっては,優先的な国内生産・供給を進めるべきものとして,当該締約国において所要の措置が講じられているものであること。日本ではコメがそれに当たると考えられる。日本の提案では,基礎的食糧について所要の国内生産水準を維持するためガット第 11条の規定にもかかわらず,必要な国境調整措置を講じることができる,とされている。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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